
「子どもにスマホを与えるのは・・・」という話は最近よく見かけますが親がスマホを使っているのは子どもにどう影響するのか?
という研究を今回を見つけたのでまとめてみました。
オーストラリアのウロンゴン大学(University of Wollongong)の研究です。
🔍 研究の目的と手法
目的: 幼児(5歳未満)と一緒にいるとき、親がスマートフォンやタブレットなどの技術機器を使用すると、その子どもの発達や健康(運動・認知・心理社会的健康・スクリーンタイム・睡眠など)にどのような影響があるかを調査。
手法: 世界中の研究21件、参加者約1万5千人を対象にしたシステマティックレビューおよびメタアナリシス
※システマティックレビューとは、たくさんある研究を集めて、丁寧に調べてまとめること
※メタアナリシスとは、その集めた研究の結果を数字で比べて、全体としてどういう傾向があるかをはっきりさせる方法
✅ 主な発見
「テクノインターフェアランス」の頻度が高いと、以下のような悪影響との関連がみられました
テクノインターフェアランスとは、親がスマホやタブレットを使っていて、子どもとの関わりがじゃまされること
- 認知能力の低下
- プロソーシャル(協調的行動)の低下
- 親子の愛着の弱化
- 内的・外的問題行動の増加
- 子どものスクリーンタイムが増加
🧠 解釈と意義
乳幼児期の発達において、親子の直接的な対話や交流の重要性が改めて確認された。
今後、親のデジタル利用が幼児の発達に及ぼす影響を調査するために、縦断研究や介入研究が求められる。
まとめ
親が子どものそばでスマホ・タブレットをよく使うと、子どもの認知力や社会性、心理的健康などが低下しやすい傾向にある
特に愛着や問題行動、スクリーンタイム増加などにも関連が見られた。

一言でまとめると「親は子どもの前でスマホを積極的に使うのは避けようね」ということですね
必要に迫った対応は致し方ないですが、ただSNSを見る、ゲームをする、ネットサーフィンなどをするといったことは、今日からやめられるのではないでしょうか?
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!